竹久夢二の木版貼り交ぜ 千代紙のうち(大正〜昭和初期、京都国立近代美術館蔵)
これは好きな部類の夢二。植物モティーフで、花弁が省略されて丸みを帯びているから、光琳模様との共通項を自然と見出してしまうからかもしれない。葉脈の筋は真ん中だけ白抜きで表されている。弧を描く枝も自分好み
実はここだけの話、夢二の描く人物画が好きになれない。高畠華宵、蕗谷虹児、中原淳一あたりのゾーンは、好みがかなり限定的になりがちなのだが、特に夢二に関しては好みな物と受け入れられない物との差が激しい。こんな語りをしているうちに、三十三間堂の引き取り手が見つかった
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