雑記

頻繁にツイ消しするため、忘備録として更新します。内容は重複することがあります。(加筆修正/削除あり)基本的に自分語りしかしません。信憑性などは担保していないので、裏取りは個人に委ねます。
頻繁にツイ消しするため、忘備録として更新します。内容は重複することがあります。(加筆修正/削除あり)基本的に自分語りしかしません。信憑性などは担保していないので、裏取りは個人に委ねます。
二階堂奥歯『八本脚の蝶』(河出書房新社、2020年)

二階堂奥歯『八本脚の蝶』(河出書房新社、2020年)

‪二階堂奥歯『八本脚の蝶』の文庫版が河出文庫から出版されていると知り、‬彼女が飛び降り自殺を決行した齢までに読み終えたいと思って、誕生日まで約一ヶ月と少しというタイミングで読みました。
実は現在も公開されているサイトで読んだことがあるのですが、彼女と関わりのある人たちから寄稿してもらった文章が収録されていると知り、紙媒体でも読み返したいと感じたので購入したのです。
日頃読書から縁遠い私には、彼女の積み重ねてきた読書体験や豊富な知識なんて持たないまま、25歳を迎えてしまったことの不甲斐なさを重く受け止める結果となってしまいました。
私の知らないことや書物に関する情報、私が興味を持てずにいて触れる機会のない世界の一つである、化粧やお洋服などのファッションの世界の話なんかは凄く新鮮で学ぶことが多かったです。
と同時に、日記に登場する文章の断片から読み取れてしまう彼女の知性や交友関係、美貌や学歴、実家の太さなんかが垣間見えた瞬間に、私は酷く勝手に偏見の眼差しで彼女を見つめることになり、感情移入していたことなんて嘘のように、まぁそんなものよねなんて、彼女を取り巻く環境に嫉妬してしまうのでした。
そんな瑣末な初期値なんて吹き飛ばしてしまうくらい、本人が努力して手に入れていることは理解しているつもりです。それでも醜い人間は考えてしまうもので、そんな自分に対して呆れて溜息をついてしまいました

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